ひきこもりはなぜ「治る」のか?精神分析的アプローチ
ひきこもりはなぜ「治る」のか?―精神分析的アプローチ (ちくま文庫)
- 作者:斎藤 環
- 発売日: 2012/10/01
- メディア: 文庫
ラカンとひきこもり
欲求は動物的なものだけれども、欲望は人間関係のなかにあるという話が好きでした
他者に出会うことで、「相手から欲望をもらう」「欲望を交換する」という言葉もナイスな感じ
してほしいことがあるのなら、そのことをなるべく口に出さないこととあります
そんなときは「欲望する他者」として振る舞うことがきっかけになる
「欲望する他者」とは、旅行することでもいいですし、ショッピングでもなんでもいいのかなと思います
「欲望をあきらめない」ということは、精神分析の倫理としてラカンが一番重視したことだそうです
グループでの対応
グループで対応しようする場合の問題も取り上げています
空気感といいますか、無意識に作り出してしまうネガティブなものを切り捨てるということは大事で
その発想を考えることは意味のあることだと思いました