ギリシア史〈1〉を読み解いていく⑤ アルギヌサイの海戦

プラトン著書「ソクラテスの弁明」では、ソクラテスがアルギヌサイ海戦の不当裁判に反対したとある。そのシーンではソクラテスの真っ直ぐなところが語られている

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前407年、アテナイの将軍に選出されたコノンはサモスに到着し、他の将軍たちと敵側諸国に上陸し攻めた

スパルタは、カリクラティダスがリュサンドロスの艦隊指揮を引き継ぐことになった

彼はできればアテナイと協力してペルシアを撃退したいと考えていた。ペルシアの支援を受けることに不満を持っていた

前406年、コノンはカリクラティダスに追われミュティレネからアルギヌサイへ移動

そして、スパルタとアルギヌサイで大きな海戦をするとになった

結果は、アテナイの勝利で終わることになる。しかし、沈没船の乗組員が暴風雨のため救助されなかった

そして、10人(実際は6人)の将軍たちがその責任を問われることになった。将軍の中にはペリクレス(息子)もいた

この裁判は、本来救出の役目にあった人物に、はかりごとを立てられ決行された

その後、アテナイ人は後悔して、アテナイ民会のルールを強化することになった