依存症のすべて 「やめられない気持ち」はどこから来る? 廣中直行

「依存症」というのは、何かの行為がやめるにやめられなくなった状態を指します。

そんな私は、最近ネット麻雀をやりすぎだろうか

最初は、みんなと麻雀できたら楽しいなと思ってたのですが、どうしても「気晴らし」をしたいという気持ち。何かに夢中になっていたいのでしょうか。

何かにハマっているということは、その物事について経験値を増やすチャンスなのかもしれない。

本当にしたかったのは麻雀なのでしょうか?それとも・・・

 

こういったものは単なる「気晴らし」で終わらないことがあるから、気をつけなければいけない

気持ちがいつの間にか大きくなり、気がついたときにはそれらをやめることができなくなっている

 

麻雀に負けるとつい「もう一回」なんて悪い意味で熱くなっている。単純な対立構造のゲーム性に火がつきやすいなと思う。

なぜ、こんなにも心は傷つきやすいのだろう。そして、そのとき脳はどんな影響を受けているのだろうか。

状態としては「行動のブレーキが効かない」。「小さい報酬でいいから、今すぐ欲しい」「損を取り戻す」という心理。

脳が物質である以上、ブレーキが効かない状態はだれであってもすぐに制御することは難しいかもしれない。

だけれども、依存症について知ることが増えれば、「これからこんな感情になる」と構えることはできる。

「今の感情は一時的かも」と考えてみたり、「コーヒーでも飲もう」など工夫できる余地はあるだろうと思う。

 

この本は「依存症」「依存のようなもの」まで幅広い射程で考えさせてくれる。とてもグッドな本でした。

西川図書館にあります。