嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え② 岸本一郎 古賀史健
第2章 すべての悩みは「対人関係の悩み」である
アドラー心理学では「対人関係」を大事に考えています。
「個人だけで完結する悩み、いわゆる内面の悩みなどというものは存在しません。他者の影が介在している」
自分のこと「なんか嫌い」って思うときは、人に嫌われるのがヤダなって感じてるからだそうです。
「赤面」の話はよく考えてみたいところ。「赤面」は、人がその症状を必要としているとしています。そして、カウンセラーはその症状を治してはいけませんとあります。「赤面」が必要性から出てきたなら、「赤面」を傷のように捉えることは変になると思います。
「赤面」を自分から選択して発生させている。興味深いです。
第3章 他者の課題を切り捨てる
「馬を水辺に連れていくことはできるが、水を呑ませることはできない」
困ってる人がいたとしても、何かをさせる(水を呑ませる)ことはできない。
なんとかしたいという気持ちは「自分の課題」で「相手の課題」ではない。
コンテンツを用意する(馬を水辺に連れていく)ことはできる。でもどこか後者に引っ張られとこがありそう。
「課題の分離を理解して、実践できれば、対人関係は一気に自由になる」とあります。
何かをさせることが難しい場合、コンテンツを増やせばいいのかなと思っていましたが、
「困ったときにはいつでも援助する用意がある、というメッセージを送っておく」という言葉はカウンセリングの知識がないと中々出てこないのかもしれません。
4・5章
自由とは何か?書かなくてもいいってことです(キリッ
全体的に「こう考えるといいよね」という印象。悩んでるときは、客観的なフロイト心理学よりも「あなたとわたし」から考えうるアドラー心理学が好きという人はいる思います。