恐怖の哲学 ホラーで人間を読む

なぜわれわれはかくも多彩なものを恐れるのか?ときに恐怖と笑いが同居するのはなぜか?そもそもなぜわれわれは恐れるのか?人間存在のフクザツさを読み解くのに格好の素材がホラーだ。おなじみのホラー映画を鮮やかに分析し、感情の哲学から心理学、脳科学まで多様な知を縦横無尽に駆使、キョーフの正体に迫る。めくるめく読書体験、眠れぬ夜を保証するぜ!

 

今年大雪が降った日、歩いて原信に買い物へ行ったその帰りに

原信の入り口付近で車に当たりそうになった出来事がありました。

 

最初の認知

「軽自動車が駐車場に入ろうとしている」

「あ、ブレーキあんまりかけている感じじゃない」

「入ってきた」

「危険」

次の反応は

「ワ!」っと声を出し、「ビクッ」っと体を震わせ、とっさに後ろにステップをとる

車は私に気づいたようでおじぎをする

「はぁ〜びっくりした怖い怖いドキドキ」

「ところでリュックに入っていた卵は無事だろうか?」

 

このように、恐怖の対象が目に見えたり、どのような危険が起こるか予測しやすければ、ちょっとしたネタになるのかもしれない

しかし、人はなんだかよくわからない、目に見えない存在を怖がったりする。ホラーとか

そんな感じでホラーの束とはいったいなんだろう?という問いに迫ったのが、この本になります

ホラー映画を題材に面白く解説してくれます(理解しやすいとは言えない、特に終盤)

ページ数も多く重い新書になります

実は、新大の医歯学図書館で一度借りたことがあったのですが、貸し出し期間中に読めなかった本でした。読めてよかった

怖いものに対して、ヤダなと思うことは多々あるのだけど。なるほど、恐怖を哲学してみるのも悪くないと思います