恐怖の哲学 ホラーで人間を読む
- 作者:戸田山 和久
- 発売日: 2016/01/07
- メディア: 新書
なぜわれわれはかくも多彩なものを恐れるのか?ときに恐怖と笑いが同居するのはなぜか?そもそもなぜわれわれは恐れるのか?人間存在のフクザツさを読み解くのに格好の素材がホラーだ。おなじみのホラー映画を鮮やかに分析し、感情の哲学から心理学、脳科学まで多様な知を縦横無尽に駆使、キョーフの正体に迫る。めくるめく読書体験、眠れぬ夜を保証するぜ!
今年大雪が降った日、歩いて原信に買い物へ行ったその帰りに
原信の入り口付近で車に当たりそうになった出来事がありました。
最初の認知
「軽自動車が駐車場に入ろうとしている」
「あ、ブレーキあんまりかけている感じじゃない」
「入ってきた」
「危険」
次の反応は
「ワ!」っと声を出し、「ビクッ」っと体を震わせ、とっさに後ろにステップをとる
車は私に気づいたようでおじぎをする
「はぁ〜びっくりした怖い怖いドキドキ」
「ところでリュックに入っていた卵は無事だろうか?」
このように、恐怖の対象が目に見えたり、どのような危険が起こるか予測しやすければ、ちょっとしたネタになるのかもしれない
しかし、人はなんだかよくわからない、目に見えない存在を怖がったりする。ホラーとか
そんな感じでホラーの束とはいったいなんだろう?という問いに迫ったのが、この本になります
ホラー映画を題材に面白く解説してくれます(理解しやすいとは言えない、特に終盤)
ページ数も多く重い新書になります
実は、新大の医歯学図書館で一度借りたことがあったのですが、貸し出し期間中に読めなかった本でした。読めてよかった
怖いものに対して、ヤダなと思うことは多々あるのだけど。なるほど、恐怖を哲学してみるのも悪くないと思います
ギリシア史〈1〉を読み解いていく①
- 作者:クセノポン,Xenophontis,XENOPHONTIS
- 発売日: 1998/05/01
- メディア: 単行本
前411年から前362年までのギリシア史(原題は『ヘレニカ』)。トゥキュディデスが筆をおいたペロポネソス戦争(アテナイとスパスタの戦い)末期から語り始め、コリントス戦争、「大王の平和」を経て、テバイ軍がラケダイモン・アテナイ等の連合軍と対抗した「マンティネイアの戦い」に至るまでが語られている。哲学者でもある著者の筆は、戦争の経緯のみならず、諸ポリスの内部事情や将軍たちの利害までも如実に描く。
人物や地形などをまとめながら読み進めていこう。その中で、ギリシアの文化風習などが少しでも読み取れたら面白そうだ
著者はクセノフォン。アテナイの歴史家、軍人。ソクラテスの弟子としても知られています。ペロポネソス戦争後は国外で活躍した。『ソクラテスの思い出』など色々な本を書いています
話はエーゲ海の北東から始まっている。スパルタがアテナイ同盟都市でアテナイを押していたが、スパルタのミンダロス総督がアテナイ海軍に敗れる事になる。
アテナイの人物にはアルキビデスが登場し発言などが書かれている。おそらく、クセノフォンと親交があったのかもしれない
人物アルキビデス。アテナイの政治家、軍人。ペリクレスの後見人として成長。アテナイの対外進出政策を推進する。瀆神行為を疑われてスパルタに亡命しアテナイに打倒策を授ける。
その後アテナイに帰国する。プラトンの本にも出てくる人だ。かなりの野心家なのだろうか
アルキビデスが中立な都市に援助を友誼(ゆうぎ)の土産と贈物を送ることがあった。関係性を結ぶ際には、贈与が大切な役割を果たしているのかな
戦争には資金がはやり必要らしく、同盟都市から資金を調達することが書かれていた。物資を現地からもらうには、貨幣での交換が行われていたと思われる
軍船(トリエレス)。乗員は200名中180名までもが上下三段に設営された板に腰をかけて、合図に合わせていっせいに櫂を漕いだ
アテナイの強さは海軍あってこそ可能だった
参考書で調べながら読書してみるのもいいですね
メタ倫理学入門: 道徳のそもそもを考える
「自分だけの答え」が見つかる 13歳からのアート思考
- 作者:末永 幸歩
- 発売日: 2020/02/20
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
昔ピカソの絵を見て「下手な絵じゃないの?」と思っていたけれど
絵が担ってきた役割の歴史を読み解くことで、絵の持っているパワーに気づくなんてことがあるかもしれません
いい絵・アートとは何かといえば、実写に近いことや美しいなどが挙げられますが、この本を読むとその「当たり前」が本当は違うんじゃないかと思えてきます
西洋美術はこの作品が好きでした
ルノワール『ムーラン・ド・ラ・ギャレットの舞踏会』
好きな作品を見ながら、「何で私はこの作品が惹かれるのだろう」と思いふけるのもいいと思います
買ったけど読んでない本が増えてきました。今年中にあと一冊いけるかな
ボントレガーのパニアバッグ「Bontrager Town Single Pannier」
パニアバッグ「Bontrager Town Single Pannier」の紹介
カジュアルなデザイン。街乗りに合うと思います
ショルダーバッグとしても使えます。フックの部分にカバーがついているので、背中に違和感は感じません
レインカバーとカラビナ付き。カラビナには帽子を付けたりすれば便利かな
ポケットはサイドポケットを合わせると全部で4つ
ファスナーは丈夫そうに見えないので、雑な開け閉めには注意したいところです
容量は9ℓ。下面と裏面に樹脂製の板があります
サイドポケットは伸縮性のある素材です。傷んだ場合、直しが難しそう
ボトルやレインカバー、ショルダーストラップ、手袋などを入れるといいと思います
フックは「BASIL HOOK 」
黄緑色のフックがキャリアに引っかかることで落下を防止します
☆パニアバッグをつけて走行してみたらとても快適でした
新訳 ドン・キホーテ〈前編〉 セルバンテス
ADEPT(アデプト) キャリア ロード リア ラック
リュックを担いで自転車に乗ると、背中の汗が気になるという問題があります
ノートパソコンや本を入れると重くて腰に負担もかかります
そこでキャリア(荷台)にパニアバックの購入を考えていました。しかし、欲しいキャリアではキャリパーブレーキに干渉してしまうことが発覚しました
TREK専門店で「これは難しいですね」と教えてもらえました。ブランドが違う自転車だったのに丁寧に対応してもらって嬉しかったです
ADEPT(アデプト) キャリア ロード リア ラック BLK ブラック
- メディア: その他
「ADEPT キャリア ロード リア ラック」をヤフーショッピングで4600円で購入
デザイン ★★★★★
積載 ★★★
取り付けやすさ ★★
といった感じです
①デザイン
見た目に特徴は、天板の横幅が一般的なキャリアよりも短く
また、キャリアの側面が八の字になります
スリム外見となって、スポーツ自転車に似合いますねカッコイイ
②積載
厚く溶接されていると思います。枠が後ろの方にあり後方にもバッグを取り付けることができます。天板の横幅が短いこともあり、荷物の重心が中央に近くなるところもポイント
シートステーブラケットは厚さ4mmと頑丈ですが、キャリパーブレーキの取り付けボルトに挟むことで、剛性が落ちてしまったり、緩んでしまうという懸念も確かにあります
それでも、取り付けてみると、思っていたよりも大丈夫そうという具合でした
最大荷重:上面10kg、両側面18kg(片面9kg) ※静止状態での総荷重25kg
③取り付けやすさ
自転車との相性があります。シートステーブラケットの取り付け角度は60度。フレームの角度によってはキャリアが前傾姿勢、または取り付けできないかもしれません
ダボ穴が高い位置にある場合でも同様だと思います
Fuji Balladにピッタリでした。見た目も自然で満足です