嫌われる勇気 自己啓発の源流「アドラー」の教え① 岸本一郎 古賀史健

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

嫌われる勇気―――自己啓発の源流「アドラー」の教え

「人は変われる。世界はシンプルである、誰もが幸福になれる」

 ほんとにぃ・・・

「あなたが世界を複雑にしている」

そういう部分はあるかも

「問題は、世界がどうであるかではなく、あなたがどうであるか」

ストレスを感じたときは「世界がどうあるか」で捉えがちかも・・・

「世界を直視することができるか。あなたにその”勇気”があるか」

勇気パワーとは一体なんなのか

 

はじめの導入を読んだときの印象はこんな感じ

読みやすい文章ながらも、自分だったらどうだろうと考え込むことが多かったです。

この本は対話方式で語られています。登場人物である「青年」のテンションが高くて困っちゃいますが、最後まで高いテンションのままでした。

 

第1章「トラウマを否定せよ」

まず、現在のわたし(結果)は、過去の出来事(原因)によって規定されていることに異を唱えています。最初から大胆な感じです。過去のせいばっかりするのは良くないってことでしょうか。アドラー心理学では、過去の「原因」ではなく、いまの「目的」(あなたがどうであるか)を考えます。

アドラー心理学ではトラウマを明確に否定しているようです。

「自分の経験によって決定されるのではなく、経験に与える意味によって自らを決定する」

トラウマの受動性を否定しているのだと思いました。感情は自分自身で練り上げている部分もあると捉えると少ししっくりくる。

たいして、フロイト的な考えも紹介されています。過去の出来事(原因)ばっかり考えるのは元気でなくない?としている感じ。

でも、もしかしたらフロイトさんに共感できるかアドラーさんに共感できるかは、そのとき気分や状態によるのかもしれません。

 

②へ続く