ギリシア史〈1〉を読み解いていく④ アルキビアデスpart2
追放中であったアルキビアデスは、前411年にアテナイで民主政権から寡頭政権に変わると帰国が許されることになる
恐る恐るも入港することができたアルキビアデスは、その後に最高司令官に選ばれる
「戦局を打開してくれそう」と彼に期待感を持つ市民は多かった
ここにアルキビアデスの名声を高さを伺うことができると思います
彼は大軍を率いてサモスへ向かい、そこを拠点として出撃しはじめた
一方、スパルタはリュサンドロスが艦隊司令官として派遣された
スパルタはペルシアと通じており、多くの支援を受けていた
アルキビアデスはポカイアへ航行。しかし、攻撃してはならないと指示されていた航海長がエフェソスへ向かいリュサンドロスと交戦。結果的にアテナイの拠点を占領される
本国は新たに将軍10人を選出
アルキビアデスは評判を落とし、黒海にあるケルソネソスの自分の城塞に立ち去ることになった
アルキビアデスは調べるほど公私とも問題ありの魅力ある人物でした
ここから、ソクラテスも絡む「アルギヌサイの海戦」へと繋がることになります